2010年9月27日月曜日

この一ヶ月でしていたこと その他色々編

休みの日には、つっちーと一緒に自分たちの畑づくりもしていました。遅ればせながら、これからの種をまいたり、苗を植えたり…。
というのも、農家さんから教えてもらったEM菌農法という有機農法を実践してみるため。
実際は、畝立てまでを今月初めにしてあったものの、地中の菌を増やすため、一週間から10日は置いておかないといけないそう。



さつまいもの収穫もしました。
手入れを全くと言って良いほどしてなかったけど、なんとかラクビーボールほどのさつまいもが採れました。
これは、私がクリームに仕立てて、仲間内で分配する予定です。
その他、草を刈り、新たな畝をつくり…。
と、色々でした。


そうそう。
梨を送ったお返しにと、群馬は神流町のおじさんからお菓子が届きました♪かりん糖と飴ですが、どちらも大好きで、いつも神流に行ったときは買っていたもの。
それを覚えていてくださったようです。
お礼の電話時には、「協力隊の任期が終わったら、成長した姿を見せてね」と言ってくれて…。素直に嬉しかったです。

集落訪問では、漆平野のソバ畑を見まわりました。
が!
またもネットが派手に外されていた!!!
しかも、前回外されて補強したところとは反対側!!
許すまじ!!!怒怒怒
というわけで、全て紐でしっかり結び直しました。手入れの入った畑は警戒すると聞いていたので、そばの草むらも刈ってみました。


刈ってみると、こんな感じ。

ちなみに、私は泰阜に来て、草刈機(ビーバー)を習得。普通に使えるようになりましたが…。
実は、女性で草刈機を使う人はあまりいないらしい…。
集落のおばあちゃんには、「男勝りだねぇ」って言われてしまったし。
担当の横前さんには「もう普通に使っとるの??」と言われてしまったり…。
やっぱり、女性で使う人はいないらしい…。

とはいえ、そうも言っていられない場面もあるわけで。
今回のように、一人で集落訪問に行ったときは、自分しかいないんです。
みすみす鹿に食われるのは腹が立つし。
それに、自宅の草刈りもあることだし。頼みたいけど、皆忙しいしね…。
というわけで、活動が終わった夕方にも、自宅の周りで草刈機を振り回していました。
何事も、「できないより、できたほうが良い」と思ってます。

この一ヶ月でしていたこと 上高地編

先週の三連休は、友達が遊びにきていました。
で、信州ということで、有名な上高地まで行ってきました。私は、去年に引き続いて二回目。今回は、上高地バスターミナルから明神池まで歩いてきました。


道中、伊那-伊北間が車両炎上のために通行止めになったり、連休ということで渋滞したりとアクシデントがあったものの、なんとかお昼には沢渡まで着きました。ここからは、マイカー規制のため、バスかタクシーになります。


上高地は、景色もさることながら、なんといっても水がキレイ!つい、水に手を入れたくなるほどの透明感です。
が、実際に入れると、夏でもしびれるほどの冷たさ。
そんな流れの中を、魚が悠々と泳いでました。






森の中は、人の声がかき消されてしまうほど静か。
熊避けの鈴の音が響き渡ります。
人の声って、たくさんあっても意外に響かないんです。
これじゃ、熊避けの鈴をつけなきゃいけないわけです。
森の水辺から撮ってみました。
あまりに水が澄んでいると、自然と青くなるようです。






夕方、帰りがけに猿の群れに遭遇。
人馴れしていて、手の届くような場所でこんなポーズ。
他の観光客も、みんなで写真を撮っていましたが…。
なんとも、都会じゃ考えられない光景です。
ちなみに、エサは与えないように、というポスターが至る所に貼ってあります。




上高地を出発して、松本インターから天竜峡インターまでは約二時間。
夜九時頃に帰宅しました。
癒されたな~…。

2010年9月26日日曜日

この一ヶ月でしていたこと 創作菓子編

そういえば、8月に派遣元のNPOから現地訪問にきていた本澤さんから、
「創作菓子コンテストに応募してみませんか?」というお話を頂いてました。
これは、派遣元が主催しているコンテストで、森の木の実を使うことが条件でお菓子を作る、というものでした。
しかも、一ヶ月後くらいに、コンテスト担当の人から直々に電話があったりして…。
「こりゃ、応募してみなきゃ」
と思っていました。
でも、そうは言っても木の実が出来る時期からは少々外れているし、梨などの果樹では路線が違う…手元にあるのは、栃城で頂いた去年の山胡桃。
「協力隊は借りぐらし」中なので、オーブン使用はほぼ不可。となると、焼き菓子はできない。
身近には、アンチ小麦粉(小麦粉アレルギー)の人もいたり…。
さて、どうするか…。

で、考えついたのが、チョコレートの中に山胡桃を入れるというもの。
チョコは、テンパリングという溶かす作業が重要でした。温度管理が命で、怠ると分離したりツヤが出なかったりします。
チョコ型は、実家に帰ったときに仕入れてきました。
ぶっつけで作ったけど、何とかそれなりに出来ました。
一次審査は、レシピと写真の審査。審査は28日。
10月初旬に結果が発表され、通過すれば10月31日に長野県小海町まで作品を持って行っての試食審査です。

ま、全然手をかけてないようなレシピだから、通過は難しいと思うけど…。

この一ヶ月でしていたこと 研修編

9月9~11日は、東京・代々木で中間研修がありました。
これは、派遣元のNPOが主催していて、全国45ヶ所に散らばっている54人の同期が一斉に集い、個人発表や情報交換をするというもの。現地に着けば、いきなり個人面談でした。
この半年うまくやっているか、悩みや相談事がないか、というケアも含まれていますが…
「あなたは大丈夫ね」
と、私の場合は個人面談の時間が短縮されました・・・。
良いような、悪いような…(汗)
ちなみに、派遣当初から「ああ、彼女ならほっといて大丈夫」と言われていたようで、ホントにほっとかれています。


半年ぶりに会う皆は、とっても元気でした♪
参考になる話もたくさん聞けましたが、中でも皆が苦戦しているのは、農作業がなかなかできないということでした。
私も、泰阜では農作業を色々やってみたいのに、実際は村内に専業農家さんがいなくて、あまりたくさんの種類の作業をすることができないと感じていましたが…。
これは、泰阜に限ったことではありませんでした。どこの派遣先も、兼業農家さんが多かったり、農家さん自体があまりなかったり…。
日本の食料自給率が40%で、第一次産業の担い手がなかなかいない、ということは、メディアで聞いて知っていたけど…。これが、今の日本の現状なんだ、と感じました。

 
個人発表では、ひとり4分で、この半年を振り返ります。北海道から順に発表していき、泰阜はちょうど真ん中くらい。
私は、前夜に仲間と語り明かしてしまったため、一睡もせず…。
この時も、死ぬほど眠かったのを覚えてます。



 




これが、全国に散らばっている同期の仲間達。
とても楽しいメンバーです。
そして、遠く離れていてもつながっています。






秋には、関東甲信越の仲間が集って情報交換や農作業体験をする「ブロック会議」もあります。これは、協力隊プラス各受け入れ先の担当さんも参加することになってます。なので、泰阜からは、私と相方のつっちーと、協力隊担当である横前さんも一緒に参加します。行き先は、群馬県の上野村。現地ならではの農作業を体験してきます♪

この一ヶ月でしていたこと 実家編

9月4日から、一足先に東京の実家に帰ってきました。9日から、派遣元であるNPOの研修があるため、リンクさせての帰郷です。

半年ぶりの実家~!
バスに乗って、新宿に着くと、「おお~この人の大さも久々だなあ」。
半年前まで、自分がこの街を、スーツを着て歩いていたとは思えないほど遠く感じます。

実家に着いたら、
「なんだこの部屋は~!」
都会の家なので、狭いのは分かっているけど・・・
居間は物が溢れてスゴイし、自分の部屋は物置状態。
聞けば、もっとすごかったらしいけど、私が帰ってくるということで一応は片付けたらしい。
布団は、私が半年前に出て行った時のまま。
…まずは自分の寝床を確保するところから始めました。
次の日からは、泰阜へ送る荷物の選別。
半年間、掃除を全くしていなかったみたいで、掃除道具も総動員。
ああ~・・・何がショックって、自分の実家が一番かも。
恥ずかしすぎて、写真なんて載せられません。


買い物にも行きました。
この写真は、イケア港北店。
スウェーデン企業でホームファニッシングをテーマに展開しています。要は家具やインテリアなどの専門店。自社ブランドの価格を徹底追求していて、安価なのが魅力です。
また、この店は変わっていて、二階が入り口。様々な小部屋があり、用途に応じたインテリアで配置されていて…じっくりプランを練ったら、一階でピックアップ。すべてセルフサービスが基本で、家具はフラットパックになっているため、即日持ち帰り。自宅で自分で組み立てます。
…と、入り口から出口までをじっくり見て歩くと、全長2kmはあります。
私も良い棚etcがあったので購入しました。

地元でも、しっかり買い物をしました。
300円均一やナチュラル雑貨のお店を巡り、一通りのものを買ってきました。
おかげで、泰阜に送る荷物は、最終的に8個口に。
最初に送らなかった分、増えました・・・。
でも、これで冬は快適に過ごせそうです。


この一ヶ月でしていたこと 果物編

ブログの更新がご無沙汰になってしまっていましたが…。
相変わらずバタバタで、日々活動しています。相方のつっちーのプログを見ている方は、大体は想像がつくと思いますが…週に何日かは、二人セットで動いてます。

さて。
暑さのピークも過ぎて、過ごしやすい日々になりました。
八月下旬ころからは、果樹農家さん宅で梨の選果のお手伝いをしていました。写真の梨は幸水。赤い袋がかかっていますが…りんごじゃないです。
私達の仕事は、このコンテナに入った梨の袋を外していくこと。
ビリビリ…。
と、ひたすらむいていきます。
たまに、腐ってしまったものもあり、指を突っ込んでしまうことも。




 ビリビリと袋をむいたら、ホゾ(ヘタ)を切って台に並べていきます。ちなみに、むいた袋は油紙なので、ビニールにまとめて置いておき、お風呂の炊きつけに使うんだそう。
うーん…無駄がないな~。




台に並べたら、あとは農家さんのお仕事。
両手が選果機というこの方、大きさや形、夜蛾に刺されていないかなどをチェックしながら詰めていきます。大きいものは贈答用で別に詰め、その他は秀・優とランク分けして、農協等に出荷します。
 常々「お店の梨は小ぶりばかり」と思っていたけど、こんなシステムだったからなのね。


梨の次はリンゴの登場。
主に贈答用のため、一斉に台に並べて、良い色・大きいものを選び出していきます。
私達も「これはどう?」と、選んでみました。
ちなみに品種はサンつがる。






葉っぱ付きのりんごがありました。
やっぱりこの状態が「りんご」らしいというか、かわいいね♪





この農家さんは、EM菌農法という有機農法を実践しているそう。
果樹にも徐々に施しているんだとか。
今回、仕事の合間に見せてもらったのは、家庭菜園のナス。
私や相方と、大して違わないほどの大きさに育ったナスの木は見事!ツヤツヤのナスが、たくさんなっていました。
私達も自分たちの畑で有機をやってみよう!ということで、菌や米ぬか肥料、堆肥や液肥を分けてもらいました。



夕方は、見事な夕焼け。
自宅に帰ってから見えました。
雷は鳴るんだけど、夕立はこない…。
もう、かなり雨が降っていない状態でした。
このころは、「早く雨が降らないかな~…」と思っていたっけ。