2010年12月27日月曜日

憧れのホワイト・クリスマス

25日はクリスマス♪
しかも、朝から雪でした…いやいや、実は前日から。
音もなく、しんしんと降り続いていました。昼間はまだ気温が高いようで、降ってもそんなには積もらなかったけど、夕方にはカチカチ。
都会と違って、凍る時間が早いです(汗)。前日は、降り始めが雨だった影響もあり、カチカチ度がハンパではなかったのです。

で。

ここで何が問題かというと…
「凍った道・雪道の運転」!!!
私はスキー場へ一人で行くような性格をしているので、そんなにビビっているわけではないけど…。
それでも、泰阜に来てから運転が荒くなってしまっている傾向もあり、都会育ちと知っている仲良しの90歳のおばあちゃんからも「踏みしめるように運転するんだよ」とアドバイスをもらったり。
改めて思ったのは、「スキー場へ行く時」と「普段の生活道路」の違い…普段の生活道路が雪道となれば、恐ろしさも倍増!
…は~…やっぱりビビってます。
ともかく、とりあえず慣れようと思って、梨久保地区へ行ってきました。こっちの方は車もほとんど通らず、塩カル(消雪剤)も撒かれてないので白銀の世界。


巨大なクリスマスツリーが一面に並んでいる光景でした。
とても静かで、風の音もかすかにしか聞こえず…。

停車しても、とりあえず走り出せます。かなり滑ってましたが…。

かと思えば、村の南の田本地区へ降りたら雪はほとんどなく…。
北と南で気温差がかなりあるとは聞いていたけど、ここまで違うとはなあ…。
ちなみに、私の住んでいる地区は、村内で一番寒いと言われている平島田地区…。




我が家のそばの電線に来ていた小鳥。
「日本の鳥300」というポケット図鑑を持ってきていたので、調べてみましたが…どうも載っていない模様。
モズかなあ…ふと見た120円切手の絵と似てたっけ。











最後は、同じ場所で撮った「夏」と「冬」の違い。比較すると、こんなにも違うのね~。
夏は日差しが眩しいし、冬はホントに寒々しい…。如実にあらわれてます。

2010年12月12日日曜日

友人の来訪とテレビ放映

万場の道つくりの後、東京からはるばる友達が訪ねてきてくれました。二人は、短大時代の同級。伊賀良のバスセンターまで来てくれたところを、私がピックアップして泰阜へ。二泊三日の日程で滞在してました。
次の日は、農作業をしてみたいとのことで、私がいつもお世話になっている松下農園さんに相談したところ、りんごの収穫があるとのこと。
あいにく雨が降ったり止んだりだったけど・・・。


りんごの採り方に、最初はおっかなびっくり(採り方によっては、大事な売り物に傷をつけてしまいかねないから)だったけど、慣れてきたらスピードアップ。雨に負けないように、全て採りきれました。
午後は選果をしてたけど、この日はかなりの大雨。
晴れていれば、反射シートをたたんだりと仕事はあったんだけど・・・。残念ながらこの日は早引き。
ならばと、温泉へ行くことにしました♪私も初めてだったけど、道はつっちーから聞いていて知っていた「かじかの湯」へ。お隣・阿南町にある、ここらではきちんとした施設が整った温泉の一つです。ちょっとヌルヌル風呂だけど、良いお湯でした♪乾燥肌が、少しは改善されたかな~?

夕飯は、自宅ですき焼き♪
お肉は、二人からのお土産ということで神戸牛でした!
やっぱし、やわらかくておいしいよね~!
ほうれん草は、前夜に繰り広げた歓迎会(川ちゃん宅にも友人が来ていたので、つっちーも呼んで皆で一緒に飲み会でした)の残りで、油揚げは黒見のみはらしさんから頂いたもの。















この日は、11月22日!ちょうどのタイミングで、先日の短期体験の時に取材に来ていた長野朝日放送のabnステーションでオンエアがありました♪夕方のニュースのゴールデンタイムに、堂々と協力隊が登場!って感じでした。県内の栄村(北信)で活躍している協力隊同期のおっちーは、風呂場でシイタケを育てていて、それでお昼を作っていたなあ。あれってすごい!短期の皆もしっかり写っていたよ!
すき焼きを食べながら、皆で見ました。友達二人はびっくりしていた様子。
私も、「へー・・・テレビだとこんな声になるんだ」と、自分が写ってるのに他人事のように見てました。
ちなみに、オンエアのことは取材時に日程を聞いていたので、間近くなった時点で祖母と叔母さんへメール!見てもらいたかったし、地域限定放送なので家族に見せるため「ビデオに撮っといて!」とお願いしていたわけです。

次の日は、みんなで田本駅へ。
ここは、全国秘境駅の中でも第4位!前日の雨で湿った道と落ち葉はとても滑りやすく、また人一人がやっと通れるくらいの道幅しかない道をトコトコと下り・・・。
あんまり踏ん張りすぎて、足腰が痛かった~(汗)
私もはじめて行ったけど、なんでこんなトコに駅が?ってくらいの秘境っぷりでした。写真では、普通の単線の駅なんだけどねぇ。
そういえば、途中、間違えて車で入っていってしまったとき、食事処・奈川の裏に住んでいらっしゃる人が、わざわざ携帯に電話をかけてきてくれて、行きかたを教えてくれたんだけど・・・。
実は、どなたなのか全然分かりません(汗)
私の番号を知っているということは、会ったことある人なんだろうけど・・・ごめんなさ~いっ!
助手席の友達は気づいたんだけど、私は運転してて気づかず・・・。

夕方には、友達を伊賀良まで送っていきました。写真は、そんな伊賀良から見た泰阜の方角。
珍しいことに、夕日が帯状になってます。
夜、思っていたよりも早くに帰宅したというメールが届いて、良かったなーと思ってました。
そういや、前夜に二人とも荷造りをしていて、宅急便で送る荷物を箱に詰めていたっけ。私もりんごやら大根やらほうれん草やら、農産物をたくさん渡したなあ。
すっかり田舎の生活が染みてき始めてます♪

万場の道つくり

ある晴れた土曜の朝、万場地区の道つくりに参加してきました。
「道つくり」と言っても、ホントに道をつくる土木工事でなく、単なる道路掃除。
そして万場地区は、我らが協力隊の担当さんが住んでいる地区。協力隊生活も4ヶ月を切ってしまって、こういった地区の行事に参加できる機会も限られるんじゃないかと思って、お手伝いさせてもらえるようにお願いしました。
朝8:15には集合し、道具を借りていざ!!


「単なる道路掃除」とは言ったものの、実はかなり広範囲の上、落葉樹ばっかし!
なので、豪快な落ち葉掃きをしました。道路の端に寄せた落ち葉を、さらに崖の下に掃き落としたり、ドブをさらったり・・・。
たっぷり二時間は掃いてたかな?
途中、担当さんが爽やかに軽トラでお茶を配ってました・・・。



終わったあとは、横前邸にお茶のお呼ばれ。
その前に、おじさんに「探してこい」と言われ、軽トラを借りて担当さんを探しに行ったものの・・・。
この軽トラ、マニュアルでやんの(汗)。
運転免許はMTを持ってるけど、そんなの教習車以来。かれこれ10年近くぶり。
なんとか記憶を搾り出し、とりあえず坂を下って県道まで探しに。
あれ~・・・いないぞ?
トコトコと帰ってくる途中、何の気はなしに上り坂で止まってしまった・・・。
そりゃ、下った坂だもん。帰りは登りよね。
坂道発進は得意だったけど、今、実際にやってみたらズリ落ちた~(大汗)
どうやってやるんだっけ??
それを三回くらいやって、半ば泣きそうになりつつもなんとか戻れました。
止まった場所に車を停めて、おじさんを呼びに行こうかと何度思ったことか(汗)。
ま、何事も経験です。はい。

良いお天気の空の下、庭先で頂いたお茶がおいしかったです♪

4泊5日の短期農山村体験 五日目

最終日は、皆で作った看板を立てます!
実は、私が芸能発表会でいなかった三日目、皆でこの看板を作っていました。今年の四月からできた無人直売所の看板が「あったほうが良いよね~」ということになり、皆には村に来た足跡が残せたら良いね~・・・ということで、この計画が実現しました。

写真は、仕上げにピーマンとりんごのオブジェを取り付けているところです。


看板を作った作業場の前は、畑野さん宅。ゆずを採らせていただいたり、盆栽を見せて頂いたりしました♪奥さんも交えて、皆で記念撮影です。

その後、役場で報告会です。職員の皆さんにも来て頂きました。
全員が自己紹介をしてから、模造紙にまとめた内容にしたがって発表していきます。
感想を話す場面では、途中、「泰阜で人の温かさに触れることができてよかった」と感動して泣いてしまう人も・・・。
実は、私ももらい泣き。
私も短期体験をしたとき、ほんとに感動したもん。
「日本もまだまだ捨てたもんじゃないな」とすら思いましたもん。
だから、その気持ちは痛いほど分かるんです。
都会じゃ、こんな人のつながりは、そうあるもんじゃないんです。

最後は、またまた皆で記念の写真。似顔絵は、石川さんが描いてくれました♪特徴を捉えていて、ホントによく似てます・・・私も含めて(笑)。ここに写っている人と似顔絵を比べてみても、「あ、確かに」と納得しちゃうほど似てます。



役場のとなりの看板と山村くん。
となりと言っても、建物は続きなんだけどね。
同姓(同名?)だったので、これまた記念撮影。





最後の食事は、あいパークやすおかにある「おより亭」で。
焼き鳥定食でした♪ここのキクイモ餃子は、私も大ファン♪他にキクイモプリンもありますが、程よい固さで竹炭の粉末も少々加えているそう。健康的で、まったくクセがなくて食べやすいです。村内の特別養護老人ホームにも卸しているんだとか。




 もう一つの思い出作りは、全員分の寄せ書き。
写真を貼って、皆で書きました。もちろん、私たち協力隊トリオもね。
この後、皆でマイクロバスに乗り、伊賀良の高速バスセンターまでお見送り。名残惜しかったけど、それはこの次の再会に欠かせないものと思うことにして・・・。

4泊5日の短期体験は、今回は受け入れるという側だったけど、とても楽しくできたと思います。実は、いろいろハプニングもあったりしましたが・・・。「終わってみれば思い出として話せる」ということで良いんじゃないかと思うことにしてます♪ただ、今回は皆と泊まれる日が二晩あったけど・・・夜の醍醐味!ガールズトークをする間もなく、私は睡魔に襲われて昏倒してました・・・。普段、私の周りは男ばっかりで、久々のガールズトークを楽しみにしてたのにぃ・・・(泣)。
皆、また遊びに来てね~!!

4泊5日の短期農山村体験 四日目

四日目は、キクイモ収穫祭のお手伝い。
朝からあさぎり館に集合して準備です。この日は分担が決まっていて、皆はキクイモ掘りのお手伝い。私とつっちーは本部に残って待機(ほとんど雑用)でした。





「重さぴったりコンテスト」というのもありました。これは、キクイモの重さを当てるゲーム。一回500円で、実際の計測と僅差の人には泰阜名物の詰め合わせセットがもらえます。りんごやキクイモぜいたく漬け、ゆべしなどなど・・・。右の写真もその一つ。「山の実の天使の滴」という名のハードゼリーで、つっちーがパッケージデザインを手がけています。




そんな力作のパッケージを持って記念撮影。
女の子に囲まれ、キャーキャーと声援(?)を浴びながら写真を撮ってもらってるつっちーは、実はまんざらでもない様子。





キクイモ収穫祭にあわせて、イメージキャラクター「山中菊芋門」と相棒の「いぬりん」もお披露目。
「キクイモを泰阜の特産にするぞ~!」という役場振興課のとある人の設定をもとに、つっちーが原案を起こし、我が妹がそれを忠実にデータ化した、というわけ。
個人的には、「いぬりん」ちゃんがお気に入り♪



その頃、皆はキクイモを掘ってました・・・。
キクイモって、見た目はしょうがで、味はゴボウに近いという、なんとも変わった植物。しかも、非常に強いので・・・。
うっかり生ゴミとしてその辺に埋めてしまえば、翌年には大輪の花が咲いてしまうという代物らしいです。


さらに同時刻。
私はというと、蕎麦打ちの方の助手としてお昼に出すお蕎麦をゆでてました。
実は、これがけっこう難しい・・・。お湯に入れるところからコツがあり、湯にくぐらせているのは45秒。さっと取り出し、水と氷水で〆る・・・一連のプロセスごとに食べさせてもらいましたが、確かに全然硬さやコシが違う!
ちなみに、蕎麦は今年の粉(しかも高級らしい・・・)で、事前に打ってきてくださったもの。そばつゆも、かつおと昆布から取ったダシと合わせるのは現場に入ってからでした。やっぱり香りが違うな~。もちろん、おいしかったです!


最後には、パネルの前で記念撮影。
あ~楽しかった♪
この画像は、我が妹に送らねば!
でっかいパネルに印刷してもらうことって、個人ではなかなかないもんね。




収穫祭の後は、やまびこ館へ移動して報告会の準備。
模造紙四枚にまとめます。テーマは「今回の体験で何をして、何を感じたか?」。
書きたいことがまとまったら、それぞれの分担に分かれて書き始めます。



監督役の私たちは、今回はその様子を見守ってました。
約一名、伸びてましたが、それもご愛嬌。
そーいや、去年の三月は私も短期体験や四月の事前研修で模造紙書いたりしてたっけなー・・・。
感慨深かったりします。




途中、こんな場面も。笑い死にしそうなほど笑ってたっけな~・・・。
長期の協力隊でも、短期体験であっても、基本は共同作業。その「共同作業」が不思議な連帯感を生み出します。
初日は固かった表情だったけど、いつの間にか打ち解けて、皆、とっても楽しそうでした♪



夜の座学は、村内でも有名な畑野さんのお話。
何でもNO.1を目指すパワフルな人でした。その上、とても巧者な方で、大概のことはできてしまうそう。写真では、鹿の角や木材を使ってナイフを自分の手に馴染むようにカスタマイズした物を披露してくれてます。ちなみに、このナイフは全て仕留めた獣の解体に使うそう。
猟師としてもNO.1で、村内で一番有害鳥獣を仕留めています。
私たちも、泰阜に来た当初からお名前は聞いていたものの、ずっと会える機会がなく・・・この日ようやく、といった感じでした。


座学のあとは、常夜鍋とシシ鍋で飲み会♪
常夜鍋は、豚肉とほうれん草が主。それをおろしポン酢で頂きます。ほうれん草は川ちゃんの力作で採りたてそのもの。
シシ鍋と、鹿肉のカルパッチョは、畑野さんご夫妻から。もちろん仕留めた獣を上手にさばいているので、全然臭みがありません。果樹農家の篠田さんとラ・フランスも加わって、最後の晩餐はとってもにぎやかでした♪

4泊5日の短期農山村体験 三日目

三日目は、私だけ別行動でした。
というのも、この日は村の芸能発表会。私と川ちゃんは、それぞれの演目に出演することになっていたんです。体験に来ていた皆が何をしていたのかは、相方・つっちーのブログを見て頂くとして・・・。

朝食は皆と食べて、そのあと私は自宅へ。練習をしつつ、搬入のトラックを待ってました。今持っているエレクトーンは、分解ができるので本当に助かってます。そうでなければ、楽器専門の運送屋さんを頼まねば・・・。

会場は、村内のあさぎり館というところ。新しくてキレイだし、有料ですがお風呂も入れます。
そんな場所で演奏することになった経緯は・・・ま、渡されたリストを見たら、すでに入っていた、という感じです。公民館の文化部役員もしているので、その仕事で受付にも立っていました。
演奏曲目は、
「龍馬伝」
「天空の城ラピュタ」
「埴生(はにゅう)の宿」
でした。
練習時間が少なかった・・・とは言い訳になってしまいますが、当日はテレビの取材もあったため、緊張してしまってかなりひどい演奏をしてしまったなあ・・・というのが反省点でした。近年稀に見る間違えっぷりだったかも(大汗)それでも、意外と上手くいったのはMC。いつも喋りが続かないのに、この日はけっこうスラスラと・・・。前に座ってたおじさんが、うんうんと聞いていて下さったので、話しかけるように喋ってました。
演奏の時には、短期体験の皆も来て聴いてくれました。感謝感謝♪です。


そうそう。
作品展もありました。村内で活動しているサークルの皆さんの作品がズラリ。ピーズあり、皮細工あり、掛け軸(!)あり・・・。
この写真は、私が10月の終わりに遊びに行った、左京地区のサークルのおば様たちの作品。講習をして欲しいとのことで、この袋の型紙を持っていきました。その日は完成を見ずに帰ってきましたが・・・。
作品展では、さらにアレンジされた作品を見ることができました♪
オリジナルじゃ、こんなに機能的なポケットとかはついてないもんな~。




 終わったあとは、もちろん慰労会。折り詰めを食べながら、飲み会です。私はこの後がまだまだあったので、お茶を飲んでましたが・・・。
いや~、結果はともかく、演奏の本番が終わって脱力感~!
この達成感がたまらないのです。慰労会は一時間半くらいで終了。舞台の楽器を解体し、家へ戻りました。




楽器を家に置いたら、すぐに北小へ。
この日は、「地域に学ぶ」ということで、私たち協力隊の日常について話すことになっていました。そそ。泰阜村消防団の人達も聞きに来ていました。
それが終わったら、みんなで飲み会!
私もしばし練習から開放されたので、やっと皆で飲むことができる~!!焼肉で乾杯!
話を聞きにきてくれていた、宮入さんの特性ブレンドのお酒(梅酒とさるなし酒と朝鮮人参酒だっけ?)を飲んで、私もほろ酔い♪
場所も北小ということで、多少騒いでも大丈夫!
というわけで、遅くまで飲んでました。
短期体験に来たのに潰されちゃった人もいれば、自分でコントロールしてる人もあり・・・。
じゃ、泰阜の人々はどうだったかというと、消防の人達はさすがに強いようです。はい。
問題は身内にありました・・・。17期協力隊は二人とも大丈夫でしたが、一人行方不明が・・・探したら二階のランチルームに椅子を並べて寝てた上、再度行方不明になったと思ったら、和室に作ってあったコタツに潜んでいて、さらに帰り際、シャッターに思いっきり額をぶつけて眉間に傷・・・という伝説を作ってしまった人、酔って危ないことをしてフラフラと帰る途中、つっちーが拾って送り届けたにもかかわらず、次の日には記憶を無くして覚えてないという人・・・ま~・・・小説のネタにしたら、おもしろいこと請け合いですな♪
ちなみに私はというと、皆と泊まるつもりでいたので、きちんと歯を磨いて、布団で寝ましたよ~♪

コタツに潜んでいた人を見て、カナちゃんが一言・・・。
「やっぱり自分の家のにおいがあると安心するんだねぇ」
コタツはその人が家から持ってきてくれたものだったんですが・・・。
この一言が忘れられないな~!(爆笑)

2010年12月1日水曜日

4泊5日の短期農山村体験 二日目

二日目は、朝7:00に行くと、皆はもう起きて朝食の支度中でした。
学校の家庭科室なので、一通りの道具がそろっているのが良いところ。ストーブもタイマーセットができたので、起きてくる頃には部屋を暖めることができていました。
おでんの残りもあり、卵を焼いて、味噌汁を作って・・・。




朝から、しっかり笑ってくれてます♪
前日の硬い表情がかなりほぐれてきたようで、とりあえず一安心でした。






この日は、3件の農家さん宅に分散してのお手伝い。その出発前には、少し時間があったので・・・この写真の後ろの校舎を少し探検してみました。
実は、もう全然人が入っていない危険校舎ということで、私たちも入ったことがありませんでした。なので、何かあったら大変なので絶対一人では入らない、ということを合言葉に、ドキドキしながら探検!
思ったよりも校舎はしっかりとしていて、とても趣がありました。風雨にさらされ、古びた木の質感は人工では出せないもの。何かに使えると良いんだけどな~。ちなみにプールもありましたが・・・こちらは底がはがれて使えません。なぜか、校舎の裏に竪穴式住居もあったりして・・・。

私たちが今回お世話になったのは、金野地区の松下農園さん。
着いてすぐに「まあまあ」と案内されたのは、炭のコタツ。これには皆も驚いてました・・・。
お互いに自己紹介をしてもらい、まずは干し柿の作業。干してある柿を、別の場所に移動することから。だけど、途中で雨が降ってきてしまい、中断せざるを得なくなってしまいました・・・。



それでも、お昼前には少し雨も上がったので、皆でりんご狩り。大きなりんごが重そうになっていました。
意外なのは、りんごを持って上に引くと、ポロっと簡単に取れるということ。実が重いから、ハサミで切らなきゃならないほど、もっとしっかりついているのかと思ったけど・・・。
お昼ごはんをいただいた後、炭のコタツでお昼寝。そして、午後はひたすら柿剥き。私も含めて、全員が初めてだったので興味津々でした。もちろん、最初は慣れず・・・私はヘタを取っていたんだけど、結局一コンテナ分の差があったはずの柿剥きに追いつかれてしまいました。早いっ!!


夕方には、黒見地区のお宅にお呼ばれ。
なんと、夕飯とお風呂を頂くことになりました。写真は、炭火で五平餅を焼いているところ。気をつけないと、すぐに焦げます。ちなみに、五平餅に塗っている味噌は、胡桃とゆずの味。
お風呂は、半外風呂。普通に覗けてしまえるので、私が釜炊きをしながら見張り役。薪のお風呂なんて普通は入ったことないし、湯船にさりげなく入っていたゆずに、皆は歓声をあげていました。


実はかなりの人数でした(汗)全部で・・・13人くらい?
でも、たくさんのお料理、おいしくいただけました♪ここのお宅は、食器も古いものが多くて凝っています。目の保養にもなりますよ~。後からご主人も合流してくださって、それはにぎやかでした♪猟の話を中心に、珍しい話も聞けます。ここのご主人は、罠で有害鳥獣の駆除をしているんだそう。

宴もたけなわになり、皆で学校へ帰りました。
私も皆と泊まりたかったけど・・・あと一日の辛抱!家に帰って、エレクトーンの練習です。翌日はいよいよ本番です!
・・・この頃、楽器とストーブの間の床で寝て、明け方むっくり起きて何事もなかったかのように弾くことが増えました・・・。